確認日:2026年9月24日。Claude Code v2.1.280(macOS)と公式ドキュメント(code.claude.com/docs)で確認しました。この記事は、2025年に公開した「【初心者向け】Claude Code とは?インストールから使い方まで徹底解説」と「Claude Code 徹底入門」の2本を1本にまとめ、最新の情報に書き直したものです。
はじめに:この記事で分かること
Claude Code(クロード・コード)は、Anthropic が提供する「コードを書いて、動かして、直すところまで任せられる AI」です。チャットで質問に答えてもらうだけでなく、パソコンの中のファイルを読み、書き換え、コマンドを実行するところまで AI が進めてくれます。
この記事は、Claude Code をまだ使ったことがない方に向けて、次の順番で説明します。
- Claude Code とは何か、どこで使えるか
- 使うために必要なもの(料金プラン・パソコンの条件)
- インストールと初回ログイン
- 最初の5分で試す基本操作
- 安全に使うための「許可モード」と CLAUDE.md
- もっと便利にする拡張機能と、使用量を節約するコツ
詳しい使い方は、テーマごとに別の記事で解説しています。各章の最後に「次に読む記事」を付けたので、気になったところから読み進めてください。
Claude Code とは:ファイルを読んで、直して、動かす AI
公式ドキュメントでは、Claude Code は「コードベースを読み、ファイルを編集し、コマンドを実行し、開発ツールと連携するエージェント型のコーディングツール」と説明されています。
「エージェント型」とは、AI が自分で次の手順を考えて、道具を使いながら作業を進めるという意味です。たとえば「このバグを直して」と頼むと、関係するファイルを探して読み、原因を見つけ、コードを書き換え、テストを実行して確かめる、という流れを自分で組み立てます。
| チャット型の AI(ブラウザで質問) | Claude Code | |
|---|---|---|
| コードの読み込み | 自分で貼り付ける | プロジェクトのフォルダを自分で探して読む |
| ファイルの編集 | 回答をコピーして自分で貼る | AI が直接書き換える(許可制) |
| コマンドの実行 | 自分でターミナルに打つ | AI が実行して結果を見る(許可制) |
| やり直し | 最初から説明し直す | 会話を続けたり、変更を巻き戻したりできる |
使える場所
最初はターミナル(黒い画面)専用のツールでしたが、今はいろいろな場所で使えます。
| 使う場所 | 特徴 |
|---|---|
| ターミナル(CLI) | いちばん基本の使い方。この記事はここを中心に説明します |
| VS Code・Cursor の拡張機能 | エディタの横に Claude Code のパネルを出して使う |
| JetBrains 製 IDE | プラグインで連携(CLI のインストールも必要) |
| デスクトップアプリ | macOS・Windows 用のアプリ(有料プランが必要) |
| Web(claude.ai/code) | ブラウザから、クラウド上で作業させる |
| スマホの Claude アプリ | 外出先から指示や確認ができる |
ほかにも Slack・GitHub Actions からの呼び出しなどに対応しています。スマホから手元のパソコンの Claude Code を動かす方法は、スマホから動かす Claude Code と Codex で紹介しています。
使う前に準備するもの
1. 料金プラン(無料プランでは使えません)
Claude Code は、Claude の有料プラン(Pro・Max・Team・Enterprise)か、開発者向けの Claude Console(API の従量課金)のアカウントで使えます。Claude の無料プランには含まれていません。
| プラン | 料金(公式ページ、2026年9月24日時点) | 向いている人 |
|---|---|---|
| Pro | 月20ドル(年払いなら月17ドル) | まず試したい個人 |
| Max | 月100ドルから(使用量5倍・20倍を選択) | 毎日たくさん使う個人 |
| Team・Enterprise | 人数に応じた料金 | 会社・チームで使う |
| Console(API) | 使った分だけ(トークン単位) | 自動処理に組み込みたい開発者 |
料金は変わることがあるので、申し込む前に 公式の料金ページ で確認してください。
2. パソコンの条件
- macOS 13.0 以上、Windows 10(1809)以上、Ubuntu 20.04 以上、Debian 10 以上など
- メモリ 4GB 以上
- インターネット接続
以前は Node.js(JavaScript を動かすソフト)の準備が必要でしたが、今の推奨手順では不要です。
インストールと初回ログイン
macOS・Linux・WSL の場合
ターミナルを開いて、次の1行を貼り付けて実行します。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
Windows の場合
PowerShell を開いて、次の1行を実行します。
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
Homebrew(brew install --cask claude-code)や WinGet(winget install Anthropic.ClaudeCode)でも入れられます。Windows での詳しい手順とつまずきやすい点は、Windows 環境でのセットアップ記事 にまとめています。
入ったか確かめる
claude --version
claude doctor
claude --version でバージョン番号が出れば成功です。claude doctor は、インストールや設定に問題がないかを診断してくれるコマンドです。
公式のインストーラーで入れた場合、Claude Code は自動で最新版に更新されます。手動で更新したいときは claude update を実行します(Homebrew などで入れた場合は、それぞれの更新コマンドを使います)。
npm で入れる場合の注意:
npm install -g @anthropic-ai/claude-codeでも入れられますが、今は上級者向けの方法という位置付けです。Node.js 22 以上が必要で、sudoを付けて実行しないよう公式ドキュメントで注意されています。昔の記事でよく見かけたnpm install -g claudeは別物なので使わないでください。
初回ログイン
作業したいフォルダに移動して claude と打つと、初回はブラウザが開いてログイン画面になります。Claude のアカウントでログインして許可すれば、ターミナルに戻って使い始められます。
cd ~/my-project
claude
最初の5分で試す基本操作
1. プロジェクトを説明してもらう
まずは、何も変更しない質問から始めると安心です。
このプロジェクトの構成と、主なファイルの役割を説明して
Claude Code はフォルダの中を自分で探して読み、要約してくれます。ファイル名の前に @ を付けると(例:@src/app.js)、そのファイルを指定して質問できます。
2. /init で「プロジェクトのメモ」を作る
/init
/init を実行すると、プロジェクトを調べて CLAUDE.md というファイルを作ってくれます。これは「このプロジェクトではこう作業してね」という Claude 向けのメモで、次回以降も毎回自動で読み込まれます(詳しくは後の章で説明します)。
3. 小さな変更を頼む
README.md に、ローカルでの起動手順を追記して
ファイルを書き換える前に、Claude Code は変更内容を見せて許可を求めます(許可モードによって変わります。次の章で説明します)。内容を確認して許可すれば、ファイルが書き換わります。
4. 新しく作らせてみる
空のフォルダで、小さなアプリを作らせることもできます。
mkdir my-first-app && cd my-first-app
claude
株価のようなダミーデータを折れ線グラフで表示する、1枚のHTMLページを作って。まず作る前に計画を見せて
「まず計画を見せて」と付けると、いきなりファイルを作らずに方針を説明してくれます。方針に問題がなければ「その計画で進めて」と伝えます。計画 → 実装 → 確認の順に進めると、やり直しが減ります。
5. 失敗したら巻き戻す
思った結果にならなかったときは、/rewind(Esc キーを2回押しても開けます)で、会話とファイルを前の状態に戻せます。気軽に試して、だめなら戻す、という使い方ができます。
安全に使うための「許可モード」
Claude Code は、ファイルの書き換えやコマンドの実行をするときに、どこまで自動で進めてよいかを「許可モード」で決めます。Shift+Tab キーで切り替えられます。
| モード | 動き方 | おすすめの場面 |
|---|---|---|
| Manual(default) | 書き換えやコマンド実行のたびに確認する | 慣れるまで・大事なプロジェクト |
| acceptEdits | ファイルの編集は自動、コマンドは確認 | 編集内容を後でまとめて見る場合 |
| plan | 調べて計画を立てるだけで、変更はしない | 作業の前に方針を相談したいとき |
| auto | 安全確認の仕組みが判断して、自動で進める | 慣れてきて、任せる範囲が明確なとき |
2026年8月(v2.1.228)以降、Pro・Max・Team プランでは起動時の既定が auto モードになりました。最初は Shift+Tab で plan モードに切り替えて、計画を確認してから進めるのがおすすめです。
ほかに、確認をすべて省く bypassPermissions などもありますが、使う場面は限られます。6つのモードの違いと選び方は Claude Code の6つの許可モードを「誰が承認するか」で理解する で詳しく解説しています。
CLAUDE.md:毎回伝えたいことを書いておくメモ
CLAUDE.md は、Claude Code が起動するたびに読み込む指示書です。「テストは npm test で実行する」「コメントは日本語で書く」など、毎回言わなくていいようにしておけます。置く場所によって効く範囲が変わります。
| 置き場所 | 効く範囲 |
|---|---|
~/.claude/CLAUDE.md | 自分の全プロジェクト |
./CLAUDE.md(プロジェクトの一番上) | そのプロジェクト。Git で共有すればチーム全員 |
./CLAUDE.local.md | そのプロジェクトで自分だけ(共有しない) |
/memory コマンドで中身を開いて編集できます。長すぎると読み込むたびに使用量が増えるため、公式では200行以内が目安とされています。
CLAUDE.md は「お願い」なので、必ず守られるとは限りません。「絶対にこのコマンドは実行させない」といった強い制限は、権限設定やフックで行います。使い分けは Claude Code を「言うことを聞く」エージェントにする4つのレイヤー を参考にしてください。
よく使うコマンド一覧
ターミナルで打つコマンド
| コマンド | 意味 |
|---|---|
claude | 対話モードで起動 |
claude "質問" | 最初の質問を付けて起動 |
claude -p "質問" | 1回だけ答えて終了(スクリプトから使うとき) |
claude -c | 直前の会話の続きから再開 |
claude -r | 過去の会話を選んで再開 |
claude update | 最新版に更新 |
Claude Code の中で打つコマンド(スラッシュコマンド)
| コマンド | 意味 |
|---|---|
/help | 使えるコマンドの一覧 |
/init | CLAUDE.md を自動で作る |
/model | 使う AI モデルを切り替える |
/clear | 会話をリセットして新しく始める |
/compact | これまでの会話を要約して、容量を空ける |
/usage | 使用量を確認する(/cost でも同じ) |
/permissions | 許可・禁止する操作を設定する |
/memory | CLAUDE.md を開いて編集する |
/resume | 過去の会話を選んで再開する |
/rewind | 会話とファイルを前の状態に戻す |
会話の再開や分岐、複数の作業を並行して進める方法は Claude Code のセッション管理を使い倒す で解説しています。
もっと便利にする拡張機能
慣れてきたら、次の機能で Claude Code に「道具」や「手順」を足せます。
| 機能 | ひとことで言うと | 解説記事 |
|---|---|---|
| MCP | 外部のサービスやツール(GitHub、ブラウザなど)とつなぐ仕組み | MCP 実践ガイド |
| サブエージェント | 別の作業場で調べものや作業をして、結果だけを返す助手 | サブエージェント完全ガイド |
| スキル | 決まった手順や知識をまとめておき、必要なときに使わせる | スキル入門 |
| フック | 「ファイルを保存したら整形する」など、決まったタイミングで処理を実行 | 4つのレイヤー |
| プラグイン | 上の機能をまとめて配れる「拡張パック」 | プラグイン入門 |
モデル選びと使用量の節約
2026年9月22日(v2.1.280)以降、Claude Code の既定モデルは Claude Opus 5.5 です。/model で切り替えられ、軽い作業なら Sonnet 5 にすると使用量を抑えられます。
有料プランには使用量の上限があります。公式ドキュメントで紹介されている節約のコツは次のとおりです。
- 別の作業に移るときは
/clearで会話をリセットする - 会話が長くなったら
/compactで要約する(「何を残してほしいか」を付けると効果的) - 難しい設計は Opus、普段の作業は Sonnet と使い分ける
- 使っていない MCP サーバーは
/mcpで止める - 大きな作業は plan モードで方針を固めてから始める
/usageでこまめに使用量を確認する
なぜ会話が長くなると使用量が増え、精度も落ちるのかは コーディングエージェントのコンテキスト管理入門 で図解しています。
よくあるつまずき
| 困りごと | 確認すること |
|---|---|
claude が見つからないと言われる | ターミナルを開き直す。それでもだめなら claude doctor や公式のトラブルシューティングを確認 |
| ログイン画面が出ずに API キーを聞かれる | 環境変数 ANTHROPIC_API_KEY が設定されていると、そちらが優先されます |
| 無料プランでログインできない | Claude Code は有料プランか Console のアカウントが必要です |
| npm で入れたらエラーになった | Node.js 22 以上か確認。基本は公式インストーラーでの導入がおすすめです |
| 勝手にファイルを変えられて不安 | Shift+Tab で Manual か plan モードにする。変更は /rewind で戻せます |
まとめ
- Claude Code は、ファイルを読んで、書き換えて、コマンドを実行するところまで任せられる AI です。
- Claude の有料プラン(Pro は月20ドル)か Console のアカウントが必要です。
- インストールは公式インストーラーの1行で完了し、自動で最新版に更新されます。
- 最初は plan モードで計画を見てから進め、失敗したら
/rewindで戻しましょう。 - CLAUDE.md に毎回の約束ごとを書き、慣れたら MCP・スキル・サブエージェントで拡張します。
エディタに AI が組み込まれた Cursor との違いが気になる方は、Cursor 入門 もあわせてどうぞ。

