Claude Codeを使っていて、こんな経験はありませんか?
「何度も同じ指示を出しているのに、毎回微妙に違うコードが出てくる」
「コーディング規約を守ってくれない」
「セッションを閉じて再開すると、前回の文脈が全部消えていて、また最初から説明し直し」
実はこれらの問題をまとめて解決してくれるツールがあります。それが「Everything Claude Code(略称:ECC)」です。
GitHubのスター数は5万を超え、公開からわずか4日で1万スターを突破したという驚異的なリポジトリ。しかも開発者はAnthropicのハッカソンで優勝した実力者で、10ヶ月以上にわたり毎日実践で磨き上げてきたシステムです。
この記事では、ECCとは何なのか、何ができるのか、どうやって導入するのかを、初心者の方にもわかりやすく徹底解説していきます。
そもそもEverything Claude Codeとは?
Everything Claude Code(ECC)を一言で説明すると、AIコーディングツールの性能を最大限引き出すための最適化システムです。
単なる設定ファイルの寄せ集めではありません。16個の専門エージェント、65個のスキル、40個のコマンドが体系的にまとめられた、いわば「プロ仕様のAIコーディング環境」をまるごとインストールできるパッケージです。
「エージェントハーネス」って何?
ECCの説明で出てくる「エージェントハーネス」という言葉。聞き慣れないかもしれませんが、これはAIに指示を出して動かすためのツール全体のことを指します。具体的には、Claude Code、Cursor、OpenAI Codex、OpenCodeなどが該当します。
ECCはこれらのツールの使い方を「プロ仕様」に引き上げてくれる存在です。普通に使うだけでも便利なClaude Codeを、チーム開発さながらの品質管理・自動化・学習機能つきの環境へと変えてくれます。
なぜこんなに注目されているのか
ECCが注目される理由は大きく3つあります。
1つ目は、開発者のAffaan Mさんが2025年9月のAnthropicハッカソン(Cerebral Valley × Anthropic共催)で優勝した実績があること。机上の空論ではなく、実際のプロダクト開発で成果を出した人が作ったシステムだということです。
2つ目は、10ヶ月以上にわたる毎日の実践を通じて改良され続けていること。997個の内部テストが通っており、もはやプロダクト級の品質保証がなされています。
3つ目は、30人以上のコントリビューター(貢献者)の知見が集約されていること。個人の設定では到底たどり着けないレベルの最適化がコミュニティの力で実現されています。
ECCの全体構成:5つのカテゴリー
ECCのリポジトリは大きく5つのカテゴリーで構成されています。まずは全体像を把握しましょう。
| カテゴリー | 数 | 概要 |
|---|---|---|
| エージェント(Agents) | 16個 | 特定の役割に特化したサブエージェント |
| スキル(Skills) | 65個 | ベストプラクティスやワークフローの定義 |
| コマンド(Commands) | 40個 | スラッシュコマンドで即座に実行できる操作 |
| フック(Hooks) | 8種類以上 | ツール操作の前後に自動実行される処理 |
| ルール(Rules) | 34個 | 常に従うべきコーディング規約 |
これだけのボリュームが体系的にまとまっているのがECCの強みです。ここからは、それぞれのカテゴリーを詳しく見ていきましょう。
16個の専門エージェント:AIチームが手に入る
ECCの最大の魅力の1つが、16個の専門エージェントです。
普段のClaude Codeに「レビューして」と頼むのと、ECCのエージェントを使うのでは何が違うのでしょうか?答えは「専門性と網羅性」です。たとえばコードレビューアーエージェントには、パフォーマンス、エラーハンドリング、セキュリティなど、プロのレビューアーが見るチェック観点があらかじめ定義されています。漏れなく、一貫した品質でチェックしてくれるわけです。
主要エージェント一覧
| エージェント名 | 役割 |
|---|---|
| planner | 機能の実装計画を立てる |
| architect | システム設計の意思決定をサポート |
| tdd-guide | テスト駆動開発(TDD)をガイド |
| code-reviewer | コード品質のチェック |
| security-reviewer | セキュリティ脆弱性の分析 |
| build-error-resolver | ビルドエラーの解決 |
| e2e-runner | PlaywrightによるE2Eテストの自動生成・実行 |
| refactor-cleaner | デッドコード(未使用コード)の検出と削除 |
| doc-updater | ドキュメントの同期・更新 |
| go-reviewer | Go言語専用のコードレビュー |
| python-reviewer | Python専用のコードレビュー |
| database-reviewer | データベース・Supabaseのレビュー |
1人で開発していても、まるでプランナー、レビューアー、テスター、セキュリティ担当がいるチームで開発しているかのような体験が得られます。
注目エージェントのピックアップ
いくつかの注目エージェントをもう少し詳しく紹介します。
architect(アーキテクト)
システム設計の相談相手です。「マイクロサービスとモノリスのどちらがいいか」「データベースは何を選ぶべきか」「API設計パターンはどうする」といった、アーキテクチャの意思決定をサポートしてくれます。スケーラビリティ、保守性、開発速度のバランスを考慮したトレードオフの整理と提案をしてくれるので、1人開発で設計の相談相手がいないときに非常に心強い存在です。
refactor-cleaner(リファクタークリーナー)
コードベースの掃除担当です。knipやjs-pruneといった解析ツールと連携して、未使用のエクスポートや関数、不要な依存パッケージを自動で検出してくれます。手動で探すと大変ですし、「消して大丈夫か?」という判断も怖いものですが、このエージェントは影響範囲まで分析してくれるので安心です。長く続いているプロジェクトほど効果が大きいでしょう。
e2e-runner(E2Eランナー)
PlaywrightによるE2E(エンドツーエンド)テストの自動生成・実行エージェントです。URLを渡すだけで、ページの操作シナリオを分析してPlaywrightのテストコードを自動生成してくれます。生成するだけでなく、実行、失敗箇所の修正まで一気通貫で対応。手動でE2Eテストを書いていた時間が劇的に減ります。
65個のスキル:ベストプラクティスの宝庫
スキルとは、エージェントが参照するベストプラクティスのルール集です。各言語やフレームワークの「こうやって書くべき」というパターンが体系的にまとまっています。
対応言語・フレームワーク
ECCは非常に幅広い言語・フレームワークに対応しています。
| カテゴリー | 対応内容 |
|---|---|
| TypeScript/JavaScript | コーディング標準、React/Next.jsパターン |
| Python | Pythonイディオム、Django(パターン・セキュリティ・TDD・検証) |
| Go | Goイディオム、テストパターン、ベンチマーク |
| Java | Spring Boot(パターン・セキュリティ・TDD・検証)、JPA/Hibernate |
| Swift | Actor persistence、Protocol DI、Swift 6.2 Concurrency |
| PHP | PHPパターン(NEW) |
| Perl | Modern Perl 5.36+、セキュリティ、テスト |
| C++ | C++ Core Guidelines準拠、GoogleTest |
| データベース | PostgreSQL最適化、マイグレーション(Prisma、Drizzle、Django、Go) |
| インフラ | Docker、CI/CD、デプロイメントパターン |
| テスト | Playwright E2E、TDDワークフロー |
注目のスキル
特に注目すべきスキルをいくつか紹介します。
continuous-learning-v2(継続学習 v2)
ECCの中でも特にユニークな機能です。これは「インスティンクト(直感)」ベースの学習システムで、あなたのコーディングパターンを自動的に学習してくれます。
たとえば「変数名はキャメルケースで書く」「テストはJestを使う」といったパターンを、信頼スコア付きで蓄積していきます。何度も確認されたパターンは信頼度が上がり、確実なルールとして定着する仕組みです。
使えば使うほどAIが賢くなる——まさに「育てるAI」です。
search-first(サーチファースト)
コードを書く前にまずリサーチするワークフロー。既存のコードベースや公式ドキュメントを調べてから実装に入ることで、車輪の再発明を防ぎます。
strategic-compact(戦略的コンパクト)
Claude Codeのコンテキストウィンドウを効率的に管理するためのスキル。「いつ/compactを実行すべきか」の判断をサポートしてくれます。タイミングを間違えると変数名やファイルパスなどの重要な情報が失われてしまうため、この判断は意外と重要です。
フックシステム:記憶の維持と自動化の要
フック(Hook)とは、Claude Codeの操作の前後に自動で走る処理のことです。Gitのpre-commitフックと同じ仕組みで、特定のイベントが発生したときに自動的にスクリプトが実行されます。
なぜフックが重要なのか
フックが解決する最大の課題は「セッション間の記憶の維持」です。
通常のClaude Codeでは、セッションを閉じると前回の文脈がすべて消えてしまいます。再開するたびに「前回はここまで進めていて、このファイルを編集していて…」と説明し直す必要がありました。
ECCのフックシステムは、セッション終了時に自動で作業状態を保存し、次の起動時にそのデータを読み込んで復元してくれます。もう毎回説明し直す必要はありません。
フックの種類
ECCで使われる主なフックイベントは以下の通りです。
| フックイベント | タイミング | 用途 |
|---|---|---|
| SessionStart | セッション開始時 | 前回の状態を読み込んで復元 |
| SessionEnd(Stop) | セッション終了時 | 作業状態を自動保存、セッション要約の生成 |
| PreToolUse | ツール実行前 | 危険な操作のチェック |
| PostToolUse | ツール実行後 | コード品質チェック、自動フォーマット |
フックの実行例
たとえば、ファイル編集後にconsole.logが残っていないかチェックするフックは、このように定義されています。
{
"matcher": "tool == \"Edit\" && tool_input.file_path matches \"\\\\.(ts|tsx|js|jsx)$\"",
"hooks": [{
"type": "command",
"command": "#!/bin/bash\ngrep -n 'console\\.log' \"$file_path\" && echo '[Hook] Remove console.log' >&2"
}]
}
TypeScript/JavaScriptファイルが編集されるたびに、console.logが残っていれば警告してくれます。本番環境にデバッグ用のログが混入するのを防げるわけです。
フックのランタイム制御
v1.8.0からは、環境変数でフックの厳密さを調整できるようになりました。
# フックの厳密さプロファイル(デフォルト:standard)
export ECC_HOOK_PROFILE=standard
# 特定のフックを一時的に無効化
export ECC_DISABLED_HOOKS="pre:bash:tmux-reminder,post:edit:typecheck"
フックの設定ファイルを編集しなくても、環境変数だけで柔軟にコントロールできるのは便利ですね。
40個のコマンド:スラッシュ一発で実行
ECCには40個のスラッシュコマンドが用意されています。よく使う操作をコマンド一発で実行できます。
主要コマンド一覧
| コマンド | 機能 |
|---|---|
/plan "機能名" | 実装計画を作成 |
/tdd | テスト駆動開発のワークフローを開始 |
/code-review | コード品質レビューを実行 |
/build-fix | ビルドエラーを修正 |
/e2e | E2Eテストを生成・実行 |
/security-scan | セキュリティスキャンを実行 |
/refactor-clean | デッドコードを削除 |
/learn | セッションからパターンを抽出して学習 |
/checkpoint | 検証状態を保存 |
/verify | 検証ループを実行 |
/compact | コンテキストを要約して圧縮 |
/orchestrate | 複数エージェントを連携して一括実行 |
/instinct-status | 学習したインスティンクト(直感)を表示 |
/instinct-export | インスティンクトをエクスポート(チームで共有可能) |
/evolve | 関連するインスティンクトをスキルに進化させる |
/model-route | タスクの複雑さに応じてモデルを自動選択 |
/orchestrate:AIチームの自動連携
特に注目したいのが/orchestrateコマンドです。これを使えば、plannerで計画→code-reviewerでレビュー→tdd-guideでテスト作成という流れを一括で実行できます。
手動で1つずつエージェントを呼び出す必要がなく、AIチームが自動的に連携して仕事を進めてくれるイメージです。
一般的な開発ワークフロー
新機能を追加する場合の典型的な流れを見てみましょう。
# 1. 実装計画を立てる
/plan "OAuth認証でユーザー認証を追加"
→ plannerエージェントが実装のブループリントを作成
# 2. テスト駆動開発で実装する
/tdd
→ tdd-guideエージェントが「テストを先に書く」フローをガイド
# 3. コードレビューを実行する
/code-review
→ code-reviewerエージェントが品質チェック
# 4. セキュリティスキャンを実行する
/security-scan
→ security-reviewerエージェントがOWASP Top 10に基づく監査
# 5. E2Eテストを生成・実行する
/e2e
→ e2e-runnerがPlaywrightテストを自動生成して実行
# 6. テストカバレッジを確認する
/test-coverage
→ 80%以上のカバレッジを達成しているか検証
1人で開発していても、チーム開発と同等の品質管理プロセスが回せるわけです。
AgentShield:設定ファイルのセキュリティ監査
ECCには「AgentShield」というセキュリティ監査ツールも含まれています。これはClaude Codeの設定ファイル自体にセキュリティ上の問題がないかを検査してくれるツールです。
なぜ設定ファイルの監査が必要なのか
Claude CodeにはMCP(Model Context Protocol)という外部ツールと連携する仕組みがあります。このMCPの設定を悪意ある人が書き換えると、意図しないコマンドが実行される危険性があります。また、設定ファイルにAPIキーやパスワードがハードコーディングされていないか、フックに不正なスクリプトが仕込まれていないかなど、確認すべきポイントは多岐にわたります。
AgentShieldは1,282のテストケースと102のルールでこれらの問題を検出してくれます。
使い方
# クイックスキャン(インストール不要)
npx ecc-agentshield scan
# 安全な問題を自動修正
npx ecc-agentshield scan --fix
# 3つのOpus 4.6エージェントによる深層分析
npx ecc-agentshield scan --opus --stream
# ゼロから安全な設定を生成
npx ecc-agentshield init
--opusフラグを使うと、3つのClaude Opus 4.6エージェントが連携して分析を行います。攻撃者役がエクスプロイトチェーンを探し、防御者役が保護状態を評価し、監査役が両方の結果を統合してリスク評価をまとめるという、レッドチーム/ブルーチーム方式の本格的な監査です。単なるパターンマッチングではなく、敵対的推論に基づいた分析が行われます。
スキャン対象
AgentShieldがスキャンするのは以下の5カテゴリーです。
| カテゴリー | 内容 |
|---|---|
| シークレット検出 | 14パターンのAPIキー・パスワードの検出 |
| 権限監査 | 権限設定の過不足をチェック |
| フックインジェクション分析 | フックに不正なスクリプトがないか検査 |
| MCPサーバーリスクプロファイリング | MCP設定のリスクを評価 |
| エージェント設定レビュー | エージェント定義の安全性を確認 |
トークン最適化:コストを60%以上削減する方法
Claude Codeは便利ですが、トークン消費によるコストが気になるという方も多いのではないでしょうか。ECCにはトークン最適化のノウハウも含まれています。
推奨設定
~/.claude/settings.jsonに以下の設定を追加するだけで、大幅なコスト削減が可能です。
{
"model": "sonnet",
"env": {
"MAX_THINKING_TOKENS": "10000",
"CLAUDE_AUTOCOMPACT_PCT_OVERRIDE": "50",
"CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL": "haiku"
}
}
| 設定項目 | デフォルト値 | 推奨値 | 効果 |
|---|---|---|---|
| model | opus | sonnet | 約60%のコスト削減。タスクの80%以上はSonnetで対応可能 |
| MAX_THINKING_TOKENS | 31,999 | 10,000 | 思考トークンコストを約70%削減 |
| CLAUDE_AUTOCOMPACT_PCT_OVERRIDE | 95 | 50 | より早いタイミングでコンパクト。長いセッションの品質向上 |
| CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL | — | haiku | サブエージェントに安価なモデルを使用 |
深いアーキテクチャ設計やデバッグなど、高度な推論が必要な場合のみOpusに切り替えるのが効率的です。
/model opus # 複雑なタスクのときだけOpusに切り替え
/model sonnet # 通常作業に戻す
コンテキストウィンドウの管理
Claude Codeのコンテキストウィンドウは200kトークンですが、MCPツールの説明だけで大きく消費されてしまうことがあります。ECCでは以下のガイドラインが推奨されています。
- プロジェクトごとに有効にするMCPは10個以下
- アクティブなツールは80個以下
- 使わないMCPは
disabledMcpServersで無効化
/compactのベストタイミング
ECCのstrategic-compactスキルが判断をサポートしてくれますが、基本的なルールは以下の通りです。
コンパクトすべきタイミング:
- リサーチ・調査が終わって、実装に移る前
- マイルストーンを完了して、次のタスクに移る前
- デバッグが終わって、機能開発に戻る前
- 失敗したアプローチを捨てて、新しい方法を試す前
コンパクトすべきでないタイミング:
- 実装の途中(変数名やファイルパス、途中の状態が失われる)
クロスプラットフォーム対応:Claude Code以外でも使える
ECCの大きな強みの1つが、Claude Code以外のAIコーディングツールにも対応していることです。
| 機能 | Claude Code | Cursor IDE | Codex CLI | OpenCode |
|---|---|---|---|---|
| エージェント | 16 | 共有(AGENTS.md) | 共有(AGENTS.md) | 12 |
| コマンド | 40 | 共有 | 命令ベース | 31 |
| スキル | 65 | 共有 | 10(ネイティブ形式) | 37 |
| フックイベント | 8種類 | 15種類 | なし | 11種類 |
| ルール | 34 | 34(YAML形式) | 命令ベース | 13 |
| MCP設定 | 14サーバー | 共有 | 4(コマンドベース) | 完全対応 |
ルートディレクトリのAGENTS.mdがすべてのツールで共通して読み込まれるユニバーサルファイルになっている点がポイントです。ツールを乗り換えても、設定を使い回せる設計になっています。
Cursor IDEでの使い方
# TypeScript用のルールをCursor向けにインストール
./install.sh --target cursor typescript
# 複数言語を一度に
./install.sh --target cursor python golang swift php
CursorにはClaude Codeより多くのフックイベント(20種類 vs 8種類)がありますが、ECCのDRYアダプターパターンにより、Claude Code用のフックスクリプトをそのまま再利用できる設計になっています。
導入方法:たった3ステップ、2分で完了
ここまで読んで「試してみたい」と思った方に朗報です。ECCの導入はたった3ステップ、2分で終わります。
ステップ1:マーケットプレイスの追加
Claude Codeで以下のコマンドを実行します。
/plugin marketplace add affaan-m/everything-claude-code
ステップ2:プラグインのインストール
/plugin install everything-claude-code@everything-claude-code
これだけで、16個のエージェントと40個のコマンド、65個のスキルが使えるようになります。
ステップ3:ルールのインストール
Claude Codeのプラグインシステムではルールの自動配布がサポートされていないため、ルールだけは手動でインストールする必要があります。
# リポジトリをクローン
git clone https://github.com/affaan-m/everything-claude-code.git
cd everything-claude-code
# インストーラーを使用(推奨)
./install.sh typescript # TypeScriptの場合
./install.sh python # Pythonの場合
./install.sh golang # Goの場合
# 複数言語を一度にインストール
./install.sh typescript python golang swift php
インストーラーは既存の設定との安全なマージもしてくれるので、現在の設定を壊す心配はありません。
動作確認
インストールが完了したら、さっそく使ってみましょう。
/everything-claude-code:plan "ユーザー認証機能を追加"
plannerエージェントが実装計画を作成してくれれば、導入成功です。
こんな人にECCがおすすめ
1人でスタートアップを回しているフルスタックエンジニア
1人開発で最も辛いのは、コードレビューをしてくれる人がいないことではないでしょうか。自分のコードのバグに気づけない、セキュリティの問題を見落とす——ECCのcode-reviewerとsecurity-reviewerを導入すれば、/code-reviewと打つだけで品質チェックとセキュリティ監査を同時にやってくれます。1人でもチーム開発の品質が手に入ります。
チームのテックリード
メンバー全員にClaude Codeを導入したはいいものの、メンバーごとに設定がバラバラで出力品質に差が出る——そんな悩みはありませんか?チームのリポジトリにECCの設定を配置しておけば、メンバーがClaude Codeを起動した時点で自動的に共通設定が読み込まれます。チーム全体の底上げになりますし、PRレビューの手間も減るでしょう。
AIコーディングツールのコストが気になる人
トークン最適化の設定を入れるだけで、60%以上のコスト削減が期待できます。日常的なタスクはSonnetで処理し、ここぞというときだけOpusに切り替える使い分けが簡単にできるようになります。
「awesome-claude-code」との違い
Claude Code関連の有名なリポジトリとして「awesome-claude-code」があります。これも便利なリソースですが、ECCとは根本的に違います。
awesome-claude-codeは便利なリンクやリソースを集めたキュレーション集です。自分で取捨選択して設定する必要があります。一方、ECCはプラグインとしてインストールするだけで、すべてが統合された状態で使えるシステムです。
997個のテストが通っていることからもわかるように、ECCはもはやプロダクト級の品質保証がなされたソフトウェアと言えるでしょう。
まとめ
Everything Claude Code(ECC)の全体像を振り返りましょう。
ECCとは
- AIコーディングツールの性能を最大限引き出す最適化システム
- Anthropicハッカソン優勝者が10ヶ月以上かけて実践で磨き上げた
- 16エージェント・65スキル・40コマンドの圧倒的なボリューム
- 997個の内部テストが通るプロダクト級の品質
主要機能
- 専門エージェントによるコードレビュー、セキュリティ監査、テスト自動化
- フックシステムによるセッション間の記憶維持
- 継続学習v2によるパターンの自動学習と進化
- AgentShieldによる設定ファイルのセキュリティ監査
- トークン最適化による60%以上のコスト削減
クロスプラットフォーム対応
- Claude Code、Cursor、Codex、OpenCodeに対応
- ツールを乗り換えても設定を使い回せる設計
導入
- たった3ステップ、2分で完了
- MITライセンスで誰でも無料で使える
Claude Codeを「普通に便利なツール」から「プロ仕様の開発環境」へ進化させてくれるECC。まだ使っていない方は、ぜひ一度試してみてください。インストールは2分で終わります。
※本記事の内容は2026年3月時点の情報に基づいています。ECCは活発に開発が続いているため、最新の機能や変更点はGitHubリポジトリで確認してください。
参考リンク
- GitHub: affaan-m/everything-claude-code
